団体概要

  • 2004年11月、日本における人身売買の存在を知った桜美林大学の学生たちが集い、自分たちの問題意識をテーマに人身売買について勉強会行いました。それが「てのひら」のはじまりです。

    代表理事を務める百瀬が持ってきた1冊の本『買春社会日本へ~タイ人女性からの手紙』が、現在、私たちが取り組んでいる「人身売買」について、人身売買被害の当事者とその支援者によって書かれたものでした。

    こんなことが日本にあるのか、日本に来た女性たちの境遇や彼女・彼らを取り巻く環境を知るにつれて、「人身売買」の根源は何なのか、自分たちには何かできることはあるか・・・、そんなふうに考えるようになりました。
    現在は、「当事者に寄り添う事業」と「社会に広く知らせる事業」の二本柱で活動を続けていますが、当時は人身売買についての資料を読み、映像を見て、議論し、自分たちのなかで学ぶことだけで解決しようとしていました。はじまりには20人ほどいた参加者も次第に欠けていきました。

    そんなとき、実際に人身売買の被害に遭った人々を支援している民間シェルター(民設民営の緊急の一時避難所)の存在を知りました。そして、当事者である女性や子どもとのかかわりが始まり、当事者である女性たちを支援する人びとと出会いました。この被害の当事者、そして支援者との出会いは、私たちが本格的に活動する大きなきっかけになりました。現在は、シェルターをはじめ、遠くは海外にまで連携するNGOがあります。

    さらに、こうした現場で知り、考え、具体的にみえてきたことを広く社会に知らせていくことで、人身売買や地続きにあるDV、女性や子どもへの暴力などを未然防止につながるのではないかと考え、啓発活動もはじめました。

    特に高校生や大学生などの若い世代と同じくらいの世代にある私たちが、人身売買について話し、共に考える時間をいただけたことは貴重です。その数は、2006年から5年間で延べ1200人を超えます。

    わたしたちは、人との出会いによって、活動を少しずつ前に進めてくることができました。そして、少しずつ活動そのものも変わってきています。大学生だった私たちができたことは、「人身売買とは何か?」を知らせることであり、人身売買を知らない人に事実と向き合ってもらい、「自分たちの社会にある出来事」ととして考える機会の提供でした。
    その後中心メンバーが社会人になり、それぞれの道を生きるなかで、「人身売買の起こらない社会をめざす」という理念に賛同して集い、さまざまな年齢・国籍・性別の人々とつながり合ったおかげで、人身売買の被害の当事者にとって必要な支援を提供し、人身売買について、あらゆる場所で知らせることができました。

    これからも人身売買の事実を伝え、被害の当事者の声とニーズに寄り添って、さらに支援の現場からの声を社会に届け、人身売買の起こらない社会を実現するために、必要とされていることを丁寧に実践していく所存です。

  • 団体概要・事業概要

    団体名
    特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会
    事務局 所在地
    〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山942
    E-mail
    info@tenohira-trafficking.org
    Blog
    「てのろぐ」
    活動開始日
    2004年11月
    組織形態
    特定非営利活動法人
    代表者
    百瀬 圭吾
    役員
    詳細ドキュメント
    事業分野
    人身売買、DVなどの暴力被害を受けた女性とその子どもを支援する事業,人身売買、DVなどの暴力を予防するために、社会に広く知らせる啓発事業
    Vision(目標)
    人身売買の起こらない社会をめざす
    Mission(使命)
    1,民間シェルターを利用する当事者へのサポートによって人身売買の再発を防止する
    2,人身売買を引き起こすさまざまな出来事を広く共有し、人身売買を未然に防止する
    3,目標を実現し、使命を達成するために、志をおなじくする個人や組織と連携する

    事業内容

    【当事者に寄り添う事業】

    人身売買やDV被害者を支援する民間シェルターと協力して、支援に携わります。

    -シェルターを利用している外国籍女性のための日本語「読み書き」教室の開催
    ‐シェルターを利用している女性のその子どもたちの保育サポート
    -シェルターで利用者や退所者を対象に開催しているイベントの開催サポート
    (Ex.お花見、コンサート、海水浴、バーベキュー、キャンプ、いも掘り、クリスマス会など)

    【社会に広く知らせる事業】

    人身売買を社会のなかに広く知らせ、人身売買が起こさないように予防します。

    ‐実在した人身売買被害者のお話をもとに編まれた絵本を用いたワークショップの開催
    ‐人身売買を知らせるためのイベント(トークセッション、写真展、映画上映、コンサート)の開催
    ‐Webサイトやメールマガジン、ブログ等を通じた人身売買についての情報発信

    ■定款
    特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会 定款

    ■入会申込書
    特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会 入会申込書

    ■個人情報保護方針
    特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会 個人情報保護方針

    ■年次報告・事業計画
      年次報告・今年度事業計画のページへ

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