TJC(Thai Japanese Children=日タイ国際児)プロジェクト(社会に広く知らせる事業)

  • このプロジェクトにて関わりを持つTJC(Thai Japanese Children=日タイ国際児)は、日本での移住労働(人身売買を含む)を経験したタイ人女性と、日本人男性との間に産まれた子どもたちです。TJCは日本で暮らした経験がありますが、日本語はほとんど話せません。日本人父親との関係が絶たれている場合も多く、中には経済的な問題や国籍の問題を抱えている子どももおり、アイデンティティ確立の難しさがあると言われています。
    そうしたTJCに向け、写真やコラージュを使ったセルフポートレイト(自画像)・ワークショップやショートムービー・ワークショップなどを実施。それらを通して表現の楽しさや自己肯定感を高めることの大切さ、人と人との関わりが生み出す豊かさを伝えるために、このプロジェクトは企画されまた。同時に、日本で暮らす人々にTJCの存在や背景を伝え、人身売買問題や移住労働に影響を受けた子どもたちが抱える現状について考える機会を作っていくプロジェクトです。

    このプロジェクトのはじまりと活動実績

    てのひらは、2004年の「北タイ スタディ・ビジット」を通して、母親と共にタイへ帰国した子どもたちと出会い、その後もタイへの訪問を続けてきました。2008年からはビジット参加者による、写真を用いたワークショップが数年に渡り実施されてきました。2013年度からは、てのひらの事業として本格的なTJCプロジェクトを発足しました。
    2013年度は5月と10月に渡タイ、TJCセンターを訪問し、のべ29名のTJCに向けてセルフポートレイト(自画像)・ワークショップを実施。また7月と12月には、TJCが作成したアートワークを日本の学生に見せ、タイ語によるメッセージの交換を行う機会を設けました。友人世代のTJCと日本学生とが関わりを続けるなかで、他者と関わりを持つこと・エンパワメント(元々持っている力を引き出すこと)し合うことの大切さを共有できるよう、活動を重ねて来ました。

    プロジェクトの受益者

    タイ王国チェンライ県にあるTJCセンターに集まる子どもたち(9〜18歳)

    受益者のおかれている状況

    TJCの母親の多くは、1980〜90年代に日本へ渡った女性たちです。TJCも、進学や就職について悩み選択する年頃になりました。親を亡くしている子どもや、母親が都市に出稼ぎに出ている子ども、またタイ国籍を持っていない子どもたちにとっては、TJCセンターでのサポートが欠かせません。センターがTJC一人一人の相談に応じ細かくケアをしていく一方、TJCの精神的な成長へのサポートや継続する関係作りが必要とされています。

    このプロジェクトの効果

    TJCはワークショップを通じ、楽しみながら自分自身と向き合う経験を重ねて来ました。その先に生まれた日本の学生との交流から、TJCとしてのアイデンティティが伸びやかに育ちつつあります。同時に、日本の学生たちにとってもTJCの存在を知り考える機会となりました。それはお互いにとって自分・そして他者を知る経験であり、そこから大きなエンパワメントが生まれました。学生に留まらず日本で暮らす多くの人々とTJCがアートワークを通じた交流を持つなかで、あたたかな関係性が生まれ始めています。今後はワークショップで作成中のショートムービー撮影や上映を通じ、広く市民のみなさんへTJCの現状をお伝えしていくことで、移住労働にまつわる問題を共に考え、より豊かな関係作りを目指します。

    ご支援のお願い

    このTJCプロジェクトは趣旨にご賛同下さる助成団体・企業等からの助成金と皆さまからのご寄付で賄っております。ぜひご支援をお願いいたします。

    これまでにご支援頂いた団体

    2013
    草の根市民基金・ぐらん
    株式会社シンクネットプロ
    2014
    草の根市民基金・ぐらん
    株式会社シンクネットプロ

    個人・団体を問わず、ご協力くださる皆さまに、いつも心から感謝しております。ありがとうございます!

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